和室

空き土地や空き家の意識が高まっている

空き家問題と騒がれているが、実際のところ日本国民はどのように空き家のことを考えているのか、そしてどう認識が変わってきているのかを見てみることで身近な空き家に対する意識の変化が垣間見られます。

ここでは、時系列的な面からと年代別、性別でどれほど意識が違うのかというところに焦点を当ててみたいと思います。

 

以下に出てくる棒グラフは、国土交通省で行われた土地問題に関する国民の意識調査の結果を基に作成したものです。

 

空き家に対する意識は年々強まっている

下図は、平成24年25年26年に行われた調査を基に作っていますので、時系列的にデータを見ることができます。

 

注目すべきは、空き家・空き地や閉鎖された店舗などが目立つことの項目で、平成24年は40.8%だったのに対して平成25年には44.4%、平成26年には50.2%と3ポイントから6ポイントの間で毎年増え続けているということです。

逆に特に身近に感じる問題はないという項目では、3.2ポイントも減っていることから、空き家に対する意識が年々強くなってきていることが垣間見られます。

 

また、老朽化した建物の密集等、災害時の不安が大きいことや、手入れされていない農地や山林が増えていることなどの項目でも増えていることから、身近なところに空き家がでてきたり、空き家に対する不安が増していることが分かります。

少しづつではありますが、年々空き家に対する不安や嫌悪感は強まっているようです。

時系列

 

空き家に対する意識が強いのは30代から60代

空き家・空き地や閉鎖された店舗などが目立つことの項目で50%を超えているのは、30代40代50代60代で、20代と70代以降は40%前後に留まっており、特に身近に感じる問題はないという項目では、30代から60代が低いのに対して、20代と70代以降の割合が高い結果となっており、空き家に対する意識が30代から60代は高いが、20代や70代以降は低いことが分かります。

また、老朽化した建物の密集等、災害時の不安が大きいことの項目でも同じような結果となっています。

 

なお、身近な自然が失われてきていることという項目では、20代が圧倒的に割合が高く自然に対する意識が高いことが伺えます。

 

年代別

30代から60代は相続などで空き家と接する機会が多かったり、その当事者となっているケースもある為に認識の高さに繋がったとも言えるかも知れません。

ただ、20代でも空き家に対する意識はもう少し高くなってもらいたいものです。

 

男性は空き家に対する意識が強く、女性は違うところに意識が行く

同じ内容でも男女別に見てみると意識の違いが大きく出てきます。

女性が基本的に男性より意識が高かったのが、自然に関することと災害に関することの2つのみで、残り全て男性の方が意識が強いことが分かります。

男性と女性とでは、根本的な考え方や物事の見え方が違うのかも知れませんね。

 

特筆すべきことは、特に身近に感じる問題はないの項目では、女性が18%に対しては男性は13%と大きく違いが出たことです。

空き家・空き地や閉鎖された店舗などが目立つことの項目では、女性49%男性が50%と対して差がないにも関わらず、問題はないという問いに関しては大きく差が出るということは、空き家という認識よりも違うところ(自然や災害)に認識が行っていると言えるでしょう。

性別

 

空き家は身近になりつつある

これらの調査結果に基づくと、今まで空き家というものを身近に感じていなかった方も身近に感じつつあるということが理解できます。

また、これからは身近というよりも当事者となりうる人は、必ず増加することは間違いありませんから、人ごとという認識を止め自分ごとのように問題意識を持つことが大切になってくるでしょう。

 

実際に当事者(空き家を相続などで受け継ぐ)となった後に対応策を考えているようでは遅いと思いますので、常に親の家や親族の家をどう活用するかというシミュレーションをしておくべきなのかも知れません。

 

こういった空き家は放置すれば、そのつけが自分に戻ってくることは目に見えています。

当事者でなかったとしても、ひとりひとりの認識の高さが重要となってくるでしょう。

 

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