田舎の家

空き家管理サービスを利用して健全な空き家へ

所有者の死亡や転居、急な入院、介護施設への入所などで家が空室になったが管理する人がいない、相続などで地方の家を受け継いだが遠すぎて管理しきれないという方は多くいるものです。

空き家は長年放置してしまうと、建物が老朽化し土台が崩れ屋根が落ちたり敷地内の草木が生い茂り敷地をはみ出し近隣に迷惑をかけてしまうことになります。

こういった空き家が増えている現在で、多くの家主が利用しているのが空き家管理サービスです。

中でも将来的には自分自身や親族が使う予定でいる、活用する意思があるという方が多く利用しています。

 

空き家管理サービスを利用する理由

空き家管理サービスを利用するかしないかは、空き家所有者の判断になりますが、そもそも何故空き家管理サービスを利用する必要性があるのでしょうか。

その理由の中で一番大きいのが建物が傷むということです。

誰も住んでおらず締め切った状態で長期間時間が過ぎてしまうと、建物の躯体自体が傷んでしまうことが多いのです。

そうなると、いざ利用しようとなった時に傷んだ箇所を修繕する必要性が出てきます。

 

酷い痛みの場合は、建物が傾いたり屋根が抜け落ちたり床が抜けたりと、とてもではないが人が住める状態ではない家になってしまうこともあるのです。

また、躯体だけではなく水道管や排水管、その他鉄部の錆など設備に関しても損傷が出て来る可能性もありますし、湿気が閉じ込められカビが生えたり木材が腐食してしまい白蟻の被害にあったりする可能性もあります。

空き家を管理せずに放置する行為は、お金がかからずに経済的と考えがちですが、実は建物の評価価値を著しく落とし修復にかかる費用を考えると割高とも言えてしまいます。

ですから、いつでも少し手を加えれば人が住める状態になるという状況で維持することが、結果的には経済的であり建物の寿命を長くし価値を落とさずに維持できるコツとも言えます。

 

空き家管理サービスの概要

空き家活用ナビでは、空き家管理サービスと総称で読んでいますが、サービスを提供している会社により少しづつではありますが、それぞれ名称は異なります。

空家巡回管理サービス、留守宅管理、空き家管理システムなど様々です。

ただ、名称は違えど提供するサービスに大きな違いはありません。

 

空き家管理サービスは大きく別けて3つ

サービスの内容は大きく別けると外部巡回・外内部巡回・マンション巡回の3つに分類されます。

外部巡回の主なサービスは、草木の確認・建物外壁や屋根の目視確認・敷地内の掃き掃除・郵便物の整理。

外内部巡回の主なサービスは、外部巡回のサービスに加えて、通気換気・掃き清掃・通水・雨漏り確認。

マンション巡回に関しては外内部巡回の内部サービスのみとなっています。

 

支出はあるが総合的に見ると割安

価格は外内部巡回>マンション巡回>外部巡回となっており、その他にもオプションとして庭の剪定や消防点検、クリーニング、白蟻駆除、不用品撤去などがあります。

外内部巡回の基本プランの価格としては、月額6000円から10000円程度が相場となっており、平均で8000円位となります。

月8000円×12か月=96000円

空き家管理サービスを使うと年間での支出が96000円となっています。

 

後はサービスを提供する会社によっては2ヶ月に1度のプランや少し割高ですが単発のプランなど、いろいろな組み合わせがありますので、実際にはもう少し金額を抑えることができるでしょう。

仮に都内から地方に2ヶ月に1度帰り自主管理をしていたとした場合は、そこまでの交通費と時間を考えれば月8000円なら割安に感じるのではないでしょうか。

もし、東京に住んでいて静岡に空き家があるとした場合、新幹線代だけでも往復で2万円弱ですので、空き家管理サービスに任せた方が安いですね。

 

巡回後にはメールや郵送により写真付きで報告書を送ってきてくれる会社がほとんどですので、目で見て空き家の状況を確認することができるので安心にもつながるでしょう。

 

空き家管理サービスを利用する意義が出てくる

空家特措法が施行された現在では、特定空き家に指定されてしまえば固定資産税が6倍に跳ね上がると、住宅用地特例の撤廃!?空き家が原因で固定資産税が6倍になるでお話しをしましたが、指定されない為には、指定基準をクリアしていなければなりません。

その為にも毎月(少なくとも2ヶ月に1度)の空き家管理は必須になってくるでしょう。

 

仮に、固定資産税が毎年40000円の空き家を放置し続けて特定空き家に指定されれば、次の年から240000円もの固定資産税が課税されることになります。

特定空き家の指定を解除するには、危険ではない有害ではない空き家へ修復する必要が出てきますが、それには多額の費用がかかることは目に見えていますね。

空き家管理サービスを利用したとして毎年96000円の支出があったとしても、固定資産税の軽減処置を除外された場合は240000円が課税されますので、どう見ても空き家管理サービスで優良な空き家を維持している方が安いということが分かります。

 

住んでいない家にお金をかけるのは嫌だと思ってしまい管理せずに放置してしまうと、後々になってお金がかかってしまう空き家へと豹変してしまいますので、そうなる前に対処しておく必要があるでしょう。

 

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